怪しいメールの見分け方

日々大量に届くメールから怪しいメールをすみやかに排除するためのアイデア。

差出人のアドレス:

知らない差出人からのメール。
一見正規に見える企業や組織名を冒称しているが、ドメイン部分が異なる、あるいは微妙なスペルミスがある。
自分が普段利用しているサービスなどから届くメールなどはどのようなドメインから送られるのか認識しておく必要がある。

件名やメールの内容:

アラームや緊急を促す言葉が使われている（例:「アカウントが停止されます！」）。
なんらかのサービスを提供している側からする場合、そんなにすぐに締め切りを切ったらユーザーが離れてしまうので、期限には割と余裕があるものから始まるのが普通。
お金やギフトを獲得できるといった極端に良すぎる内容。
メールを送りつけてきて得をさせるようなことはない。
不自然な日本語や明らかな文法の間違い。

リンク先:

メール内のリンク先を確認（クリックしない）すると、正規のURLとは異なるものや、怪しいURLが表示される。
マウスカーソルをかざすとリンク先が見えるものが多いのでクリックせずにそこで確認する。表示と違うときは疑ってかかる。
HTTPSプロトコルを使用していない、またはセキュリティ証明書がないサイトへのリンク。
リンクが http:// だったら信用しない。
メールのリンクをクリックするのではなく、公式のサイトやアプリから同じ情報やページへ直接アクセスしてみる。情報が存在しない、または異なる場合は警戒する。
ちゃんとしたところならホームページやユーザーページ等でも利用者向けに案内しているはず。

送信先アドレスの不明瞭さ:

メール送信先の相手の情報がメールアドレスしかわかっていないような場合。
日本のサービスなのに、宛名に登録した名前を書けないなんてことはない。
あなたのメールアドレスがBCC（密送信）で送信されている場合や、複数の宛先に同時に送られている場合。
Toなどで知らない人と同報送信するはずがない。

メールの署名の矛盾や使い回し:

他から流出したと思われるようなメールの署名の使い回しが見られる場合。
メールの本文中の署名が差出人のメールアドレス等と一致していない場合。

添付ファイル:

予期せずに送られてきた添付ファイルがある。
添付されているファイルの拡張子が怪しい（例：.exe、.scr、.batなど）。
添付しているファイルパスワードがメールに書かれている（PPAPですら別メールなのに、同一のメールに書いてたら意味がない）

不要な個人情報の要求:

パスワード、クレジットカード情報、住所などの個人情報の入力を求められる。
リンクをクリックしてサインインさせるような場合はまず疑ってかかる。その上でクレジットカード情報を更新しろとかいう場合は信じない。もし自分の登録しているサービスだとしたら、ユーザーページから同一の処理ができるようになっているはず。

文体やフォーマット:

公式なはずの組織やサービスからのメールなのに、プロフェッショナルさを欠いた文体やフォーマット。
どこ表示が崩れてたりする場合は信用しない。